後悔しない結婚指輪の幅選び。数ミリ太いか細いかでこんなに違う!

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結婚指輪選びをしていて「どれを選んだらが良いか分からない!」と、お困りの方も多いのではないでしょうか?

そんな時、頭を整理できてベストな結婚指輪を選ぶためのコツがあります。それは指輪の幅に注目することです。意外に思われるかもしれませんが、指輪の幅は僅かな差でもデザイン・価格・付け心地に直結してくる重要なポイントなのです。

 

幅を考えずに結婚指輪を購入して後悔してしまうカップルは少なくない

結婚指輪のサイズ直し等のお修理も承っているジュエリー優では「指輪が華奢すぎてね、若い頃は良かったんだけどね」「毎日付けていると重いから普段は外しているんだけど」と結婚指輪のボリューム (幅) についてご相談を受けることが少なくありません。

また、インターネット上でも「結婚指輪が細くて直ぐに曲がってしまう」「指輪がゴツ過ぎて他の指輪と合わない」等の嘆きの声は頻繁に見られます。指輪が曲がってしまうことは単純に細さが理由とは言えませんが、やはり細いほど曲がりやすいことは確かです。

結婚指輪は他の指輪と違って、指輪の交換をしてからずっと付け続ける指輪になるので、将来も見据えて選びましょう。その上で、今のお二人にも将来のお二人にも合った結婚指輪を見つけるには、幅を気にすることが、デザイン選びと同じ位大切なのです。

 

結婚指輪の幅による様々な違い

シンプルな細め・標準・太めの結婚指輪をご用意して、様々な角度から違いをまとめました。

  • 指に付けた時の見え方
  • 参考金額
  • 人気度
  • メリットと向いている方
  • デメリットとご注意点

これらの気になるポイントに注目して違いを見ていきましょう。

細めの結婚指輪 (幅1.5mm位)

指輪の幅によるイメージの違い1.5mm

参考金額
41,040円 (税込)
※ジュエリー優のシンプルマリッジリングWill」プラチナ8~12号の場合 (2019年1月現在)
人気度
★★★☆☆
メリットと向いている方
細めの結婚指輪は主張し過すぎずに、手元を自然に見せてくれます。セレクトショップ等で販売されているカジュアルリングは細めの指輪が多いので、重ね付けや数本の指輪を付ける際に溶け込んでくれます。指の細い方にオススメです。
デメリットとご注意点
細めの指輪はどうしても強度面で若干弱く、長年着けているうちに曲がりやすいです。また、一般的には年齢と共に指は太くなっていく傾向にあるので、年齢と共に結婚指輪がチープに感じてしまうことがあります。

標準的な幅の結婚指輪 (幅2.5mm位)

指輪の幅によるイメージの違い2.5mm

参考金額
57,240円 (税込)
※ジュエリー優のシンプルマリッジリングWill」プラチナ8~12号の場合 (2019年1月現在)
人気度
★★★★★
メリットと向いている方
最もスタンダードな幅で、標準的な日本人の指に良く合います。適度な主張があり、婚約指輪や冠婚葬祭時の真珠の指輪等と重ね付けした時にバランスを取りやすい幅です。流行に左右されずに年齢を経ても違和感なく着けられる幅感です。
デメリットとご注意点
標準的な幅のため付けている人が多く「他の人と似ているものは持ちたくない!」という方には不向きかもしれません。手が大きな方には細く感じてしまうことがありますが、それ以外では特にデメリットはありません。

太めの結婚指輪 (幅3.5mm位)

指輪の幅によるイメージの違い3.5mm

参考金額
71,280円(税込)
※ジュエリー優のシンプルマリッジリングWill」プラチナ8~12号の場合 (2019年1月現在)
人気度
★★★★☆
メリットと向いている方
太めの結婚指輪は存在感があり、ある程度の重みを感じるので「結婚指輪を付けている」という実感を持ってご結婚生活を送りたい方に合っています。長年着けていても曲がりにくい幅です。指の太めの方にもオススメです。
デメリットとご注意点
太めの指輪はプラチナや金などを多く使用することになるので、購入額が高額になってしまいがちです。また、仕事や家事などの日常生活で重く感じてしまう可能性があります。指が細い方の場合はゴツく感じてしまうことがあります。

一概にどの幅が一番良いということではないので、手の大きさやデザイン、予算なども考慮して総合的に選びましょう。

 

結婚指輪が曲がってしまうのは幅が細いから?

少し余談にはなりますが「結婚指輪が曲がってしまうんだけど、指輪が細いからかしら?」というご相談もしばしばお受けします。勿論、指輪の幅との関係は深いのですが、理由はそれだけではないので、こちらについてもご説明致します。

結婚指輪が曲がってしまう主な原因は以下の通りです。

指輪の幅・厚み
指輪の幅が細く、厚みが薄くなると曲がりやすくなります。気にされる方は幅が2.0mm以上の指輪が良いでしょう。
素材
特殊素材を混ぜる場合を除き、金属は純度が高くなる程柔らかくなります。お店で素材内容についても確認して下さい。
生活スタイル
日常生活 (重い荷物を持つ、自転車に乗る、テニスやゴルフをする) でも、力が加わると曲がってしまいます。

これらの要因が複合されて指輪が曲がってしまいます。長年付けていると、どうしても曲がってしまうことが多く、実際にジュエリー優でお持ち込み頂いた結婚指輪のサイズ直しや仕上げ直しのお修理を承っていても、ほとんどの方の指輪が変形しています。

解決方法としては、ある程度幅や厚みがある指輪を購入して、力が加わる場面では外すということですね。どうしても気になる方は、購入時に鍛造製の結婚指輪を選ぶという方法があります (ジュエリー優では鍛造に対応しておりません)。

通常、結婚指輪は鋳型に金属を流し込んで作る鋳造 (ちゅうぞう) で作られますが、金属を叩いて地金を締めながら作る鍛造 (たんぞう) で作ることにより、通常の結婚指輪より曲がりに強い指輪が出来上がります。

もしくは、鋳造でもハードプラチナ (硬くなる金属) の入ったプラチナを指定する方法があります。気になる方は対応可能かお店に聞いてみましょう。それでも絶対に曲がらないわけではないので「曲がってしまってもあまり気にしない」と考えるのも一つです。

 

まとめ

結婚指輪の幅はデザインや価格、長期的な付け心地などに影響する重要なポイントであることがお分かり頂けたと思います。結婚指輪を選ぶ際は、幅を気にしつつ、指輪に指を合わせるのではなく、指に合った指輪を選ぶことが重要です。

でも、一番重要なことは理屈よりもお二人がそれぞれの意見を尊重して、パートナーと共に一生大切にしたくなる結婚指輪を選ぶことですね。それでは、お二人が「これがいい!」と思えるペアリング・結婚指輪と出会えることを祈っております。

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