こんにちは。ジュエリー優の店長、坂東公美子です。
最近、ホームページからのお問い合わせや、ご来店いただいて、ご両親や親族様が亡くなられた際のご遺品のジュエリーやアクセサリーについてご質問を頂くことがあるので、こちらの記事もご参考になればと思います。
なかには「よくわからないから」と全て纏めて買取り業者に任せてしまう方もいらっしゃいますが、故人の方の想いや、お金で損をしないためにも、基本的な整理の考え方や方法は知っておいた方が良いです。
今回は3つのステップに分けて整理方法をご紹介致します。
ステップ1 ご遺品の品物がどんなものかを知る
譲り受けたジュエリーやアクセサリーが金なのか?メッキものなのか?また、指輪やネックレスについている石が本物なのか?価値のあるものなのか?ご自身で購入されたものではないので、よく分からないというケースが多々あります。
このタイミングで「よく分からないから」とすべて業者に依頼してしまわれる方が時々いらっしゃるのですが、まずは、これらのジュエリーやアクセサリーがどういうものなのかを知ることが大切です。
目に見える価値
目に見える価値とはそのままの意味で、お手元の指輪やネックレスがどんな金属でできていて、どんな石が留まっていて、世の中的にはどのくらいの価値で見られているかを指します。
この点につきましてはジュエリー優にお持ち頂けましたら、指輪やネックレスひとつひとつについて、解説とアドバイス致します。(相談料等は一切ありません。無料で承ります。)
目に見えない価値
目に見えない価値とは故人の方の想いの部分にあたります。
お母様やご親族の方がいつくらいの時に、どんなシチュエーションで買った (もらった) か、どのジュエリーやアクセサリーを気に入って使っていたかを知ると、それが目に見える価値としてたとえ評価が低かったとしても大切に持っていたくなります。
故人様と親しかった方にお話を聞いてみて下さい。また、生前のことをよく思い出されてみて下さい。
そうすると自然に大切にしていたジュエリーやアクセサリーが思い出されると思います。少し時間と手間がかかりますが、これからの長い時間で考えると、目に見えない価値を知ることはとても重要なことです。
ステップ2 どういう方法が取れるのか種類を知る
ご遺品の品物がどんなものか分かったら、次にどんな方法が取れるのかを知っておくと良いと思います。
方法は大きく分けて「譲り受けた方に似合うように形を変える」「そのまま持っておく」「買い取ってもらう」の3つに分けられます。これについてもひとつずつ解説していきます。
譲り受けた方に似合うように形を変える
主に目に見える価値のあるもの、目に見えない価値のあるもの、もしくはその両方の品物については、譲り受けた方に似合うように、リフォームもしくはお修理して形を変えてお使いになることをオススメします。
ジュエリー優ではお使いになるご本人のご希望にあわせてジュエリーリフォーム案やお修理案をご提供いたします。
そのまま持っておく
形を変えてしまうと目に見える価値、見えない価値が減ってしまうものについてはそのまま持っておく方が良いと思います。
指輪やネックレスは大きなものではないので部屋を著しく占領してしまうことはありませんし、生活の支障になることもないと思います。5年~10年経って、完全に落ち着いた頃にどうするか考え直しても遅くはありません。
部屋に飾っておきたい場合は、額装させていただくこともできますので、その際はご相談下さい。
買い取ってもらう
目に見える価値、見えない価値が低い場合や、現金化したいものについては売却する方法があります。
ジュエリー優でも貴金属のお買取りを行っておりますので、ご参照下さい。
売却する方法は、一番簡単ですぐに結果の出る方法ですが、一度売ってしまったジュエリーやアクセサリーは戻ってきません。売却については、特に目に見えない価値に注目して、よく考えてから決断して下さい。
ステップ3 冷静に考えてから行動に移す
ご遺品がどういったもので、どんな整理方法があるか分かったら、ノートやメモ帳にそれぞれのジュエリーやアクセサリーをどうしていくか書いてみて下さい。また、整理するにあたって報告や連絡を入れなければいけない方のリストも書き出しておくと良いと思います。
そのノートを翌日以降にもう一度チェックしてから冷静に行動に移していって下さい。
くどい様ですが、一度手放してしまったジュエリーやアクセサリーは戻ってきません。故人様の想い、そしてあなたの想いを大切にしてじっくり判断して、ベストな方法を選択して決めて下さいね!