指輪をサプライズプレゼントする前に押さえておきたい5つのポイント

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恋人や奥様など、大切な方への誕生日や記念日のプレゼントに「特別な日だからジュエリーを贈ろうかな?」とお考えの方もいらっしゃると思います。想いを伝えるプレゼントとしてジュエリーは最適ですし、気に入ってつけてもらえたら贈る側も嬉しいですよね。

しかし、ジュエリーの中でも「指輪」をプレゼントしようと思われている方は、気をつけなくてはならないポイントがいくつかあります。指輪は特別感が強いアイテムなので、こだわりを持たれている方も多く、必ずしも喜んでもらえない可能性もあります。

では、喜んで気に入ってもらうためにはどうしたら良いのか?指輪の選び方のアドバイスと、プレゼントする時に失敗しないための重要な5つのポイントをご紹介します。特にサプライズプレゼントをお考えの方にお読み頂けたら嬉しいです。

 

指輪はプレゼントされても嬉しくない!?

「指輪を記念日のプレゼントにしよう!」とお考えのところにいきなりですが、指輪を貰った側の気持ちをインターネットで調べてみると、婚約指輪の場合を除き「貰えるのは嬉しいけど、指輪じゃない方がよかった。」という内容が結構多く出てきます。

また、当店はジュエリーのリフォームお修理も承っているのですが、お打ち合わせのご相談の際にも、近い内容のお話を伺うことがあります。折角お相手のことを想って、悩んで・選んで・買った指輪が喜んでもらえないと、とてもショックですよね。

しかし、この「指輪のプレゼントが嬉しくなかった。」という気持ちを読み解いていくと、指輪をプレゼントに選ぶことが問題なのではなく、事前リサーチ不足による双方の考え方のミスマッチがあって喜んでもらえなくなっているケースが多く見られます。

 

指輪をプレゼントして喜んでもらうためには?

指輪を贈る際には、他のジュエリーをプレゼントする場合に比べ、より入念なリサーチが必要になります。なぜなら「指輪」には次のような特徴があるからです。

  • ジュエリーの中でも特別感やメッセージ性が強く、人によってはこだわりが強く出るアイテムである。
  • ネックレスやピアスと違い、指と指輪のサイズが合わないと着けられないアイテムである。

そのため、指輪をプレゼントする場合には、お相手の内面・外面のそれぞれについてリサーチしていく必要があります。サプライズプレゼントにお考えの方は特によく調べてからプレゼントする様にして下さいね。

こう書いてしまうと「面倒くさそうだから他のプレゼントにしようかな?」と思われるかもしれませんが、お互いのことを知ってゆく良いキッカケにもなりますので、諦めずにリサーチしましょう。それでは押さえておくべきポイントについてご紹介していきます。

 

指輪をプレゼントする前に押さえておくべき5つのポイント

指輪をプレゼントする前に、事前にリサーチした方が良いポイント、調べずに渡してしまった時に起きてしまうお互いの気持ちのすれ違いの例、どの様にリサーチしたら良いかの対策方法をまとめてみました。

ポイント1 – 指輪のサイズ

ネックレスやピアス等のジュエリー・アクセサリーと違い、指輪の場合には、指に合ったサイズ選びが必要です。アバウトなサイズではなく、洋服や靴と同じようにピッタリ合ったサイズを選ばないと、着け心地が悪かったり紛失してしまう可能性があります。

プレゼントに失敗してしまう例

プレゼントをする側
「喜んでもらえそうな指輪を見つけた!プレゼントした後にお店に行ってサイズを調整してもらえばいいかな。」
プレゼントを貰う側
「プレゼントは嬉しいし、指輪もカワイイけど、サイズが大きい (小さい)。私のことあんまり興味ないのかな?」

対策方法

普段の生活で恋人の指輪のサイズを知る機会は少ないので、いざプレゼントしようとする時に分からないこともありますね。しかし、サイズが分からないままプレゼントしてしまうと、「私はこんなに太ってない!」と、逆に怒られてしまうことも。

もちろん、ほとんどの指輪は後からサイズを直すことは可能ですが、時間もお金もかかってしまうので、先に知っておいた方が良いです。恋人とショッピングに行った際に、何気なくお店で指サイズを測ってもらう方法や、恋人の指輪を測る方法があります。

お店で測ってもらう場合は「この指輪はこの指に似合うんじゃない?」と、薬指以外の指のサイズも知っておくと良いです。自宅で測る場合は、ショッピングサイト等でリングゲージ (日本のサイズ単位「号」で指輪のサイズを測る棒) を購入すると便利です。

ポイント2 – 指輪というアイテムのイメージ

ペアリングや結婚指輪が「指輪」である様に、指輪は特別感があるため、他のジュエリー・アクセサリーや日用品のプレゼントに比べて重いと感じる人もいます。お二人の関係によって、プラスにもマイナスにも働きますので、考え方のリサーチが必要です。

プレゼントに失敗してしまう例

プレゼントをする側
「自分は指輪着けないけど指輪のプレゼントってロマンチックだよね。いつも付けていてくれたら嬉しいな。」
プレゼントを貰う側
「嬉しいけどいつも付けてないといけないのかな?浮気防止?束縛されているみたいで、ちょっとイヤだな。」

対策方法

指輪は他のジュエリー・アクセサリーと違い、お二人の関係の近さや一体感をイメージさせます。このことは指輪を付け慣れない人より、普段から指輪を付けている人の方が強く感じる様です。お二人の距離感によって、今プレゼントするべきアイテムか考えましょう。

友達関係の場合は誤解を生む可能性にもなるので、止めておいた方が良いかもしれません。逆に、良いタイミングで指輪をプレゼントしたり、一緒にペアリングを選ぶとグッと距離が縮まります。今の距離感を計りつつ、恋人の指輪へのイメージをリサーチしましょう。

恋人の指輪へのイメージをリサーチするには、何気ない普段の会話の中や、友人を引き合いに出して探ってみる方法が良いです。テレビや雑誌の話の中で指輪について触れてみたり、「○○カップルがペアリング付けてて~」という会話で軽く振ってみて下さい。

ポイント3 – 贈られる方のブランドや素材などの好み

ジュエリーやアクセサリーは、お洋服に合わせて選ぶことが多いアイテムです。そのため、好きなブランドがあって指輪は決まったお店で買っているという人もいます。また、金属アレルギーにかかってしまい、特定の種類の金属が付けられない場合もあります。

プレゼントに失敗してしまう例

プレゼントをする側
「自分はこのシルバーブランドが好きだから、大好きな恋人にもこのブランドのカッコ良さを知って欲しい!」
プレゼントを貰う側
「その指輪、私のファッションに合わないんだけど。というか、金属アレルギーでシルバーは付けられないよ。」

対策方法

プレゼント全般に言えることですが、普段から恋人のファッションや好きな物、金銭感覚を知っておくことが大切です。ウインドウショッピングデートをすると、自然と恋人の好みや普段付けているファッションアイテムにかけている金額が分かってきます。

恋人が好きなアパレルショップやジュエリーブランドを覚えておいて、後からインターネットで調べるのも良い方法です。ただ、人によってはファッションアイテム (洋服・ジュエリー・アクセサリー) は自分で選んだ物しか付けたくないという方もいます。

デート中の会話の中で、金属アレルギーではないか、指輪のプレゼントが喜んでもらえそうか、様子を窺ってみましょう。一番大切なことは、押し付けにならないようにプレゼントすることです。デザインも金額も、お相手に合った指輪を選びましょう。

ポイント4 – 日常のファッションスタイル

デザインの主張が強い指輪は付けられるシーンが限定されてしまい、徐々に使わなくなってしまうことが多いです。自分用の指輪の場合は、このことも計算して購入できますが、プレゼントする指輪は普段のライフスタイルに溶け込める様なデザインがオススメです。

プレゼントに失敗してしまう例

プレゼントをする側
「一目見て自分の想いや二人の愛情を形にした様な、デザイン性の強い指輪をプレゼントしたいな。」
プレゼントを貰う側
「仕事の時もプライベートも付けたいから、普段の服やジュエリーと合わせ易いシンプルな指輪が良いな。」

対策方法

指輪に託して想いを伝えることは大切ですが、必ずしもデザインに表れている必要はありません。ご職業にもよりますが、デザインの主張が強くなると普段の生活の中で身に付けられる場面が減ってしまい、しまったままになってしまうことがあります。

プレゼントされる側の人の想いは、デザイン性よりも、着けやすさが優先される傾向にある様ですので、どんなファッション・シーンの時でも着けやすい指輪をプレゼントした方が喜ばれます。

ポイントは、あくまでも主役はプレゼントを貰うお相手であって、指輪ではないということです。お相手の方の生活スタイルやファッションを覚えておいて、着ているお洋服や付けているジュエリー・アクセサリーと相乗効果がある様な指輪を贈りましょう。

ポイント5 – プレゼントするシチュエーション

指輪はちょっと特別なプレゼントアイテムですので、プレゼントするタイミングやシチュエーションを事前に準備して下さい。タイミングは、お相手の誕生日やお二人の記念日、クリスマス等のイベントの時が良いです。渡す場所も予め決めておきましょう。

プレゼントに失敗してしまう例

プレゼントをする側
「恋人に喜んで感動してもらいたい。当日までは知らせずにサプライズで指輪をプレゼントしたいな。」
プレゼントを貰う側
「指輪のサプライズプレゼントはどう反応して良いか戸惑う。サプライズじゃなくて二人で選びたかったな。」

対策方法

指輪をプレゼントされた方の中で、一番好みが分かれるポイントはサプライズプレゼントの場面です。「ビックリしたけど、想ってくれていることが伝わって嬉しかった!」という方がいる反面、「急に指輪をプレゼントされても反応に困る。」という意見も。

この「反応に困る」は、今までご紹介してきた4つのポイントにもミスマッチがある場合が多く、さらに突然告げられることで、贈る側が意図していなくても「大切なことを突然言われても困る。」「喜ばないといけないのかな?」と感じているということです。

もちろん、全てのポイントを押さえて贈れば、喜んでもらえる可能性は上がりますが、指輪のサプライズプレゼント自体が突然の告白に近いイメージを与えますので、5つのポイントを踏まえて十分に事前準備をしてからプレゼントするようにしましょう。

 

まとめ

繰り返しになってしまいますが、指輪をプレゼントする際に一番重要なことは事前調査です!お二人の考えのミスマッチが起らないよう、よく調べてから「これなら喜んでもらえる!」と思ったタイミングでプレゼントしてあげて下さい。

また、指輪自体をプレゼントする方法以外に、一緒に指輪作りをする方法もあります。当店でも本格的なペアリングを作るコースや、もう少し軽い気持ちでシルバーリングを作るコースもありますので、お気軽にご利用下さい。

贈られる側の方の気持ちをよく考えてプレゼントする場合には指輪はとても良い贈り物になり、お二人の関係をより深めてくれるでしょう。あなたのプレゼントがお相手に喜んで貰え、お二人が幸せな気持ちになれる様に応援しています!

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