なるほど!金の指輪やプラチナネックレスに記された刻印の種類と意味

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指輪の内側やネックレスの金具を注意深く見てみると、小さな文字が打刻されています。ジュエリーによっては記号の様なものも含めて複数の刻印が打たれているものもあります。この刻印には金属の種類や宝石の重さなど様々な情報が記録されています。

ジュエリーやアクセサリーを購入される時にはしっかりとお品物を確認して選んでいらっしゃると思いますが、ご使用になられているうちに「あれ、この指輪のダイヤモンド何カラットだったかな?」となることもあるのではないでしょうか。

また、金属アレルギーの症状が出てしまった時には原因を探るためにも、普段お使いになられているジュエリーやアクセサリーの金属の種類を知っておくことは重要です。お気に入りのアイテムが壊れてしまった時のお修理の際にも役立ちます。

と、いう事で今回はジュエリーやアクセサリーに刻印されている文字や記号がそれぞれどんな情報を表しているのか、刻印の種類とそれぞれの意味をご紹介していきます。

 

どこにある?刻印の打刻されている場所

刻印はジュエリーやアクセサリーのどこかに纏まって打刻されることが多いです。刻印の場所をアイテムごとに確認してみましょう。

指輪
指輪の内側 裏側が抉(えぐ)られている場合は深い位置に打たれていることもあります。
ネックレス
取り付け金具 主に受け金具のプレートにあります。
ペンダント
裏面もしくは側面 ネックレスと一体型の場合は受け金具にある場合もあります。
ブレスレット・バングル
取り付け金具・裏面 チェーンブレスレットの場合、パーツに打刻されていることもあります。
ピアス
本体裏側・ポスト(針) 本体側面にある場合もあります。
イヤリング
本体裏側・金具底面 ネジ式のイヤリング金具の場合はネジのつまみ部分にあります。

記号や数字様々な刻印が打刻されていることを確認できたと思います。それでは、それぞれが表している意味をご紹介していきます。

 

ジュエリーやアクセサリーに刻印される4種類の情報

指輪やネックレス、ピアスなどに刻印されている文字は、大きく分けて4種類に分類されます。

  • 金属の種類を表す記号
  • 留まっている宝石について表す数字
  • 第三者機関の検査合格を表す記号
  • ご希望に合わせて彫るものやメーカーを表す文字や記号

アイテムによって、このうち1種類~4種類全てが刻印されているものがあります。それでは、それぞれがお持ちの指輪やネックレスに入っている刻印のどの情報に当たるかを見ていきましょう。

①金属の種類を表す記号

金・銀・プラチナの金属の種類と純度が刻印されています。銀やプラチナについては1000分率で、金は1000分率か24分率のどちらかで表記されています。その他の金属(真ちゅう・チタン・合金など)は、通常打刻されていません。

金の刻印

一例
純金
K18
K14
K10
750
585
18KT

先述しました様に24分率表記ですので、K18の場合は18/24で75%金が含まれているということになります。同じ様にK14では14/24で58%が金という表示です。つまり純金は24/24なので、純金=K24です。750表記は1000分率で75%が金=K18です。

18KTはヨーロッパ製のジュエリーに見られる刻印です。18karatの略で、直訳通り18金=K18を表します。

プラチナの刻印

一例
Pt
Pm
Pt1000
Pt950
Pt900
Pt850

Ptは、「このジュエリーにはプラチナが使われていますよ」という刻印で、純度については表記されていません。一般的には85%の純度であることが多いです。PmはPtより前の時代に使われていたスタイルで、意味は同じです。

その他のPt900やPt850などは1000分率の純度を表します。Pt900なら90%プラチナ、Pt850なら85%プラチナですね。

銀の刻印

一例
SILVER
SV
Sterling
SV950
SV925
925

プラチナと同じ様にSILVERやSV は「銀製」を表します。Sterlingはスターリングシルバー(Sterling Silver)の略で92.5%銀の意味です。SV950やSV925、925は銀の純度も表す刻印のスタイルです。

その他の素材や注意点

一例
K24GP
K18GF

その他のチタン・真ちゅう・合金素材については、ほとんどのアクセサリーに刻印はありません。ですが、一部GPやGFが刻印されているものがあります。

こちらは、Gold Peint や Gold Filled の略でメッキを表します。本体は銅やスズ、真ちゅうですので、金とは区別が必要です。

②留まっている宝石について表す数字

ダイヤモンドやルビー・サファイヤ・エメラルドなどの貴石が使われているジュエリーには数字が刻印されていることが多いです。これらの宝石は石の重さによって希少性や価格が大きく左右されるため、重さの証明として刻印されています。

通常、宝石の重さを表す刻印はct(カラット)の単位表記で刻印されます。これは世界的に宝石が取引される重さの単位がカラットであるからです。1カラットは0.2グラムですので、いかに宝石という物質の価値が高いかがわかりますね。

一例
D1.00
R0.55
0.703
0.35

数字のみが刻印されている場合は、留まっている宝石が1石の場合か、ダイヤモンドの重さ (ct) の場合が多いです。また、D1.00やR0.55などの場合で、アルファベットは、D = ダイヤモンド、R = ルビーなど、宝石の名前を指しています。

小数点以下第二位までの重さを刻印することが通常ですが、留まっている宝石が鑑定済みの場合には、小数点以下第三位まで刻印することがあります。

③第三者機関の検査合格を表す記号

日本国内では、制作したジュエリーについて造幣局に検査依頼をして、公的に品位(純度)証明をすることがあります。<こちらは造幣局へのリンクです>また、百貨店で販売されるジュエリーには、百貨店の検査合格を表す刻印が打たれている場合があります。

一例
日本国旗
三越マーク
高島屋マーク

安心してジュエリーを購入、使用できるように国や百貨店が品質を保証するために打つ刻印です。日本国旗のマークはホールマークと呼ばれ、通常は金具や、ネックレスチェーンなど、機械による大量生産品に打刻されています。

④ご希望に合わせて彫るものやメーカーを表す文字や記号

ご婚約指輪や、ご結婚指輪、ペアリングには、日付やお名前を刻印することが多いですね。また、ショップやメーカーが、自社商品であることを明らかにするために、ロゴを刻印することがあります。

一例
日付や名前
ショップマーク
ブランドマーク

刻印の内容にルールや制約はありません。お客様のご希望によるプライベートな内容や、ショップ・メーカーのアフターサービスのための刻印が打たれているジュエリーやアクセサリーもあります。

 

刻印が入っていれば安心?刻印について注意すべきポイント

これまで刻印が表している意味についてご紹介してきましたが、一つ知っておいて頂きたいポイントがございます。今のところ、ジュエリーやアクセサリーの刻印を打刻するにあたって資格やガイドライン等はありません。

つまり、誰でも刻印することができてしまうため、刻印の内容についてはある程度の信頼性しかないということです。

先日、大手の通販サイトで販売されているアクセサリーで925の刻印が入っており、シルバー製と紹介されている商品がありました。しかし、注意深く文言を呼んでいくと「素材-合金 シルバー925メッキを使用しています」と、あります。

確かにメッキという僅かな量ではありますがシルバー素材を使用しているので嘘ではないのですが、925と刻印してしまうと買い手を誤認させてしまう可能性が高いため、かなり黒よりのグレーな商品と感じました。

以前は日本国内のリテラシーは比較的に高く、本体の金種以外を刻印するといったことはなかったのですが、一部でこの様な品物も出回る様になってしまっていますので、WEB上でジュエリーやアクセサリーを購入される際は特にお気をつけ下さい。

 

まとめ

ご自身で購入されたジュエリーやアクセサリーの場合は、そのアイテムがどんな宝石を使っていて何の金属でできているかを覚えていることが多いと思いますが、譲られたお品物の場合だと全く分からない時もありますよね。

そんな時はお手元のお品物の刻印を注意深く見てみて下さい。今回ご紹介させて頂いた4種類の刻印を読み取ることで、おおよその内容が見えてくるはずです。それでも「よく分からない。」という場合は当店でお預りしてお調べすることも可能です。

また、「持っている指輪やペンダントへ刻印を入れて欲しい。」という場合も承りますのでお気軽にご相談ください (3,000円位~)。

「自分で刻印を入れてみたい!」という方はつけて帰れるフリーサイズ・シルバーペアリング作り体験 (ペアでなくてもOK) という銀材を使用したワークショップを受け付けておりますのでどうぞご利用下さい。

ジュエリー・アクセサリーの刻印内容についての雑学を増やして頂き、これからのご購入や、お手持ちのジュエリーの再確認、金属アレルギー対策などに活かして頂けたら幸いです。

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