季刊ジュエリー雑誌「Jewelit20号」にジュエリー優チーフデザイナー、坂東幸香の桜をモチーフにしたコレクションジュエリーと詩をご掲載頂きました。
こちらのジュエリー雑誌はヒーリングサロンや美容院、ジュエリーの学校などで展開していらっしゃる雑誌のため、なかなか一般書店では出会えませんが、ヴァンクリーフ&アーペルやミキモトなどのハイブランドを取り上げた記事から、各国のジュエリーショーのレポートまで幅広く発信されているジュエリーの今を感じることのできる雑誌です。
ちょっとセレブな気持ちになれる雑誌なので、気になる方は発行元のワークチュールヨシダさんにご連絡してみて下さい。
こちらの雑誌の背表紙にチーフデザイナーの坂東幸香がデザインして、ジュエリー優スタッフ全員で完成させた桜をモチーフとしたハイジュエリーをご掲載いただきました。(向かって右側)
この作品は私達にとって、思い出深い作品なので、ちょっと制作過程もご紹介してみたいと思います。
先ずモチーフとなる桜の取材をしました。この日は春ながら雪、淡く優しい桜の花びらにキラキラとした透明な雪が舞い降りる様子がなんとも不思議で幻想的な光景でした。
取材の際に描いたラフスケッチのイメージを膨らませて、ジュエリーデザインにしていきます。
「雪と桜」、どうにかしてあの幻想的な風景を再現できないか、試行錯誤を繰り返しました。平面画だけでは全体の立体イメージを職人と共有できないので、ワイヤーを使い原寸大のイメージサンプルを作成しました。
・・・と、ここで大きな問題に直面します。
デザインは描けたけど・・・宝石素材(丁度良いサイズ、色のグリーンガーネット)が日本国内に無い。
と、いうことで急いでインドへ。
インドの友人の力を借りて沢山のグリーンガーネットを集めてもらいました。(画像すべてグリーンガーネットです。画像の倍くらいの量の中から選んでいきました。)そこから今回のジュエリーに合う石だけを時間をかけて揃えていきます。
こうして作品が出来上がりました。K18のホワイトゴールドとピンクゴールドで作られた桜の花びらも、金属ながら柔らかさと自然な優しさのある仕上がりに。
時間をかけてイメージを練って、素材選びから加工までこだわり抜いて創った桜は私達にとって大切な宝物になりました。そういったこともあり、今回ジュエリットで取り上げて頂いたことはとても嬉しく思います。
私達は、オリジナルの作品作りはもちろん、フルオーダーのご結婚指輪やオーダーメイドジュエリー、指輪やネックレスのリフォームを承る際も、常に今回の桜の作品と同じ気持ちでジュエリーを作っています。
実物をご覧になりたい方、貴方だけの(ご結婚指輪であれば、お二人だけの)特別な宝物が欲しくなったら、いつでもご連絡くださいね!